○降旗國務大臣 ありません。
○降旗國務大臣 ただいまの御趣旨は十分了承のつくところでありまして、通信教育の振興上ごもつともなことと思うのであります。しかしながら御存じの通りそういうとりはからいをいたす場合は郵便收入はある程度の影響を免れないのでありまして、この点につきましては、本省といたしましてさらに考究する余地がまだ残つておるのであります。
○降旗國務大臣 この際一言お礼を申上げたいと思います。郵政省並に電氣通信省設置法案が幸いに議会を通過いたしました。これは逓信委員の皆樣方が蔭ながら非常な御盡力を賜わつたことによるのでありまして、深くお礼を申上げたいのであります。
○降旗國務大臣 ただいまの御質問はごもつともでありますが、現在政府としましては、通信料金は上げない建前を堅持しております。五千三百円で食つて行けるのかどうかということは林委員の言う通り、私どもといたしましては確信はしません。
○降旗國務大臣 この際もう一言申上げたいと思います。過日衆議院の本会議で私に対する質問があつたのでありまするが、それは農業会から農業協同組合への加入電話の讓渡に対する電話公債引受免除に対する意見であります。この点につきましては、逓信省において事情もつともだと思いまして、この公債引受け免除に今努力しております。
○降旗國務大臣 それはその他に属する問題で、しかるべく処理いたします。
○降旗國務大臣 そういう不公平は決していたしません。
○降旗國務大臣 法案をごらんになるとわかりますように、法律によつて定員を定めるとあります。そのときに詳細御説明申し上げます。
○降旗國務大臣 速記を見てくださいそうあなたに答弁しました。二度も聞くことは困ります。 〔発言する者あり〕
○降旗國務大臣 この法案の末尾に理由が書いてあります。この理由にありまする通りに、私どもは郵政省並びに電氣通信省を設置する必要を十分に認めまして、その立場から今申し上げたような必要に迫られているわけであります。
○降旗國務大臣 田中委員の御意見に対しては別に反対するものではありません。私どもは國会の意思を尊重しなければなりませんし、國会の御審議は十分していただくということについては、私はこれを否定する理由を持ちません。從つて私どもはできるだけ努力して御趣旨に副うために質疑を続けたい、こう思つておりますから、先ほど申しましたように相なるべくならば今期國会において無事通過できますように御協力願いたい。
○降旗國務大臣 ただいまの御質疑の通りに、この法案はマツカーサー元帥の書簡によつてその著しき進展をしたのでありまして、前内閣におきまして大体の案件を整えたのであります。
○降旗國務大臣 その点につきましては、行政管理廳次長の大野木君から翌日取消しがありました。その点につきまして鈴木次官から説明申し上げます。
○降旗國務大臣 特別職として取扱うということは、これはなかなかやつかいな問題でありまして、私は今それに対して何とも申し上げられません。ただ本質的に申しまして、両者に径庭のないように、差別のないようにできるだけ所管大臣として善処して行きたい、このことをもつて御了承願いたいと思います。
○降旗國務大臣 ただいまの御質問の御趣意はもつともだと思います。逓信省におきましても、なるべく早くその問題を解決したいと努力しております。その点だけを御了承願つておきます。
○降旗國務大臣 そういうことについてはいまだはつきりしたお話を聞いておりません。
○降旗國務大臣 冨田委員の御意見はまつたく私の考えているところと同じであります。そこでただ私が申し上げたい点は、御存じの通りに吉田内閣は少數與党の内閣でありまして、たとえて申しますと、われわれが平常の姿で立つておるならば、十貫の荷といえども、あるいは二十貫の荷といえども、かつぐことができるのでありまするが、少數党内閣というものはさか立ちをしておるようなものであります。これでは私はだめだと思います。
降旗國務大臣。 —————————————
○降旗國務大臣 たいへん御同情あるお言葉を承りまして、私は内心実にうれしく存じております。できるだけ御趣旨に沿つて私も努力したいと存じますから御了承願います。
○降旗國務大臣 ただいま委員長から申されました件につきまして、概要を申し上げます。これは案件が三つあるのでありまして、北陸震災の損害と、それからアイオン台風並びにアイオン台風によつて起つた災害、そして西九州等の豪雨によつて起つた被害、この三つであります。 そこで北陸地方の震災被害の状況の概要を申し上げますと、郵便局、電話局等局舎建築物の被害が合計二十局であります。
○降旗國務大臣 ただいまの御質問でありますが、現状に復するという程度でありまして、それ以上にその拡充強化するためには、別個に建設の計画をもつてやつております。今私が申し上げましたのは、とにかく現状に復するということでございます。先ほど申しましたように、緊急復旧事業は、ほとんど大体完了しております。
○降旗國務大臣 それではただいま委員長から申されました郵政省設置法案について御説明を申し上げたいと思います。実はこの郵政省の設置に付随いたしまして、電氣通信省、この二つの設置法案が関連しておるのでありますが、何がゆえに現在の逓信省が郵政省と電氣通信省の二つの省にわかれなければならないか。このことを大要申し述べてみたいと思います。
○降旗國務大臣 和田委員から御質問がありましたが、私ども逓信事業に携つている卒直な立場から申しますと、この逓信事業というものは公正でなければならぬと、かように思つています。人類の平和も公正を度外しては破壊されます。私どもはあくまで、和田委員の言われた公正の道に從つて、通信事業を遂行して行きたいという念願については絶対にかわらないつもりでおります。
○降旗國務大臣 その点は連合軍司令部の方でも非常に御心配くださつておりますから、私はその御好意に信頼してよいと思います。國会においてこの案が通過いたしますれば、加盟することができると私は確信しております。
○降旗國務大臣 私このたび逓信大臣に任ぜられまして、今後皆さん方の御協力を仰がなければならぬと思います。本日委員長より、皆樣方に初顏合せの会合だから出て來い、そうして就任後間もないことであるけれども、逓信行政についての一般の話をせよ、こういうことで参つたわけであります。